五月/今日の俳句 ≪第.1759号≫

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◇<2015年(平成27年5月1日(金)>◇

 


東京富士美術館所蔵作品の新たな展覧会「美の饗宴 西洋絵画の300年」 徳島県立近代美術館で開幕◆

 

  東京富士美術館(八王子市)が所蔵する西洋の珠玉の名画を紹介する、新たな展覧会がスタート!

 「美の饗宴 西洋絵画の300年――バロックロココからエコール・ド・パリまで」展が29日、徳島県立近代美術館で開幕した(主催=文化の森25周年記念展実行委員会、徳島県教育委員会徳島新聞社、企画協力=東京富士美術館)。

 同展覧会は、東京富士美術館の西洋絵画コレクションから60点以上を厳選したもの。

 時代ごとに五つのセクションに分かれ、ヴァン・ダイクなどの17世紀のバロック絵画から、ロココ絵画の精神を体現したブーシェ、そして、風景画のターナー印象派の代表モネとルノワール、さらには20世紀初頭のエコール・ド・パリの時代のシャガールに至るまで、伝統と革新の中で発展してきた“西洋絵画史300年の変遷”を一望できる。


     ◇ 


 東京富士美術館は、“芸術は国境を超えて人間の心を結ぶ”との創立者・池田名誉会長の信念のもと、海外文化交流展を実施。同美術館が所蔵する西洋絵画の展覧会を、1990年の韓国・ソウルをはじめ、中国・北京、香港、台湾、スペインなどで開催してきた。

 さらに、同規模の展覧会は国内でも、93年から2007年まで行われ、好評を博した。

 帝京大学教授・美術史家の岡部昌幸氏は、「日本にいながらにして、欧米の一流の美術館を見るような格調高いコレクション」と評価する。

 今回、“屈指の西洋絵画の数々を、わが地域でも鑑賞したい”との熱き声を受け、8年ぶりとなる所蔵展が、徳島市愛媛県八幡浜市(6月末に開幕)で実現することになったのである。

 来賓も参加して午前に行われた徳島での開幕式では、主催者の徳島新聞社の植田和俊理事社長(文化の森25周年記念展実行委員長)と徳島県教育委員会の佐野義行教育長らがあいさつ。

 午後には東京富士美術館の五木田館長が記念講演し、同展の見どころを紹介した。


 ▽会期=6月21日(日)まで。毎週月曜は休館(5月4日は開館、同7日は休館)。
 ▽会場=徳島県立近代美術館(徳島県徳島市八万町向寺山「文化の森総合公園」内)。JR「徳島」駅前から徳島市営バス「文化の森」、または「園瀬橋」下車。
 ▽開館時間=午前9時半~午後5時。
 ▽入館料=一般1200円(1000円)、高校生500円(400円)、小・中学生300円(200円)。※カッコ内は、20人以上の団体料金。

聖教新聞:2015年4月30日(木)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html

 


     ※今日の俳句※

 

  五月の夜未来ある身の髪匂う
       鈴木六林男

 

  肉桂の葉噛みて五月の母の唄
       磯貝碧蹄館

 

  わがつけし傷に樹脂噴く五月来ぬ
       木下夕爾

       


※ 五月・五月来る・聖五月
 陽暦では晴天の日が多く、芍薬・薔薇が開き、河鹿が鳴き、行楽やピクニックの好季節となる。
 薫風に泳ぐ鯉幟も見られ、蝿や蚊が出てくると、あたりはいよいよ夏らしくなる。陰暦では「月見ぬ月」ともいわれ、梅雨の時期にあたる。
→皐月

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 


     ※わが友に贈る※


  学会は最高の

  「善知識」の集い。

  宝の友と励まし合い。

  触発し合って進もう!

  幸福の大道を共に!


        5月1日

  


     ※☆*寸 鉄*※


会長(SGI)のもと平和の心を育む青年部は希望の存在ー教育相(アルゼンチン)。社会の範と輝け

     ◇

「一切の仏法も又人によりて弘まるべし」御書。対話に励む人が最も尊貴

     ◇

創造的な人には危機こそ運命からの贈り物ー作家(ツバイク)不退の信心で壁を破れ!

     ◇

新社会人の友よ、努力と忍耐を重ね職場で光れ。朝の祈りから勝利の出発

     ◇

自転車事故に注意。交差点の安全確認等十分に。僅かな心掛けが生命守る

 

聖教新聞:2015年5月1日(金)付】

 

 


     ※名字の言※


量子力学の世界的権威だったデヴィッド・ボーム氏は、「対話」についても優れた論考を残した。対話は、言葉を通じて人々の間に新たな「意味の流れ」を生み出すものであり、「議論」と違って、そこに敗者はいない。「誰もが勝者なのである」と(『ダイアローグ』金井真弓訳、英治出版)

価値観の異なる他者と出会うと、時に意見がぶつかり合い、激しい火花が散る。対話とは、そこで終わらず、共有できる価値を粘り強く見つけ出す作業だ。だからこそ、何より必要なのは、相手から学ぼうとする姿勢であろう

池田SGI会長と歴史家・トインビー博士との対談集『21世紀への対話』の発刊から今春で40周年。宗教、文化、年齢や人生経験の全く異なる2人の対話は、多くの一致点を見た。その最大の要因を、マサチューセッツ大学のウィンストン・ラングリー博士は、「互いが学び合う存在であった」からと指摘する(本紙3月22日付)

SGI会長の対談集は70点を超えた。それはキリスト教イスラムなどとの宗教間対話であり、歴史学、文学、哲学、経済学、医学、天文学、物理学など万般の学問との対話を通じて、新たな人間主義の価値を創造してきた軌跡でもある

あらためて真摯に学び、「対話の道」に続きたい。

                                (芯)                                                           

 

聖教新聞:2015年(平成27年)5月1日(金)付】

 

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