北斗七星・《御書とともに・二》   

 

     《北斗七星》


地方議会や議員のあり方が議論されるたびに、地元や取材で知り合った公明党の地方議員の顔が思い浮かぶ。町内会の古参の人たちと親しく語り合う。新住民の要望をまとめた党員からの連絡を受けると、駆けつけて素早く対応し、信頼を勝ち取る。全国共通の公明党議員の姿だろう

今回の統一地方選では、無投票当選が相次ぎ、前半戦の投票率は過去最低となった。高齢化や人口減など地域社会が抱える問題が浮き彫りになっている。同時に、有権者の変化に対応できない政党も批判されている

菅原琢東京大学客員研究員は、地方選では居住年数が短い人ほど投票率が低い事実を指摘し、「政党や政治家によって意見を反映されることの少ない、政治との繋がりが切れた人々が増えている」「日本の主要政党は、党として個々の有権者に接触し、支持を拡大する機能が非常に弱い」(『中央公論』4月号)などと論じている。

住民の声を聞く力がない政党は、聞き心地のよい公約を並べ、イメージ重視の宣伝戦に奔走する。党員、支持者や議員による公明党のネットワークでは、「対話」こそ力の源泉であり、こうした大衆迎合とは無縁である

投票日まであと3日に迫った統一選。公明党の勝利で、地域の活性化を実現し、無縁社会の広がりを阻止していきたい。     (山)


公明新聞:2015年(平成27年)4月23日(木)付】
https://www.komei.or.jp/news/

 

 

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     《御書とともに・二》

       (55)


    【名誉会長が指針を贈る】

    強き一念で不可能を可能に


【御書】
 李広将軍と申せし・つはものは虎に母を食われて虎に似たる石を射しかば其の矢羽(やは)ぶくらまでせめぬ、後に石と見ては立つ事なし
(四条金吾殿御返事、1180頁)

 

【通解】
 昔、中国の李広将軍という武将は、虎に母を食い殺されて、虎に似た石を射たところ、矢は羽ぶくら(矢の先と反対側に付いている羽根形の部分)まで石に突き刺さった。しかし、あとで、それが石と知ってからは、射ても矢は石に立つことがなかったという。

 

【同志への指針】
 強き一念の力は、岩をも貫く。人間生命の持つ底力を引き出すための妙法であり、信仰である。
 不可能を可能にするのは、「断じて成し遂げるのだ」との決定した祈りである。勝利への執念である。
 断じて諦めない!最後に必ず勝ってみせる!--この強き心が諸天善神を動かす。一切を味方に変える。信心こそ、壁を破る最極の力だ。

 

【「聖教新聞」2015年(平成27年)4月23日(木)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/index.html

 


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