しどみの花/今日の俳句 ≪第.1757号≫

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◇<2015年(平成27年4月29日(水)>◇

 


◆イタリア・トリノ県ヴェッルア・サボイア市で核兵器廃絶への挑戦展◆

 

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 イタリア北西部のトリノ県ヴェッルア・サボイア市内で、SGI(創価学会インタナショナル)制作の「核兵器廃絶への挑戦」展が開催されている(4月18日~5月3日)。

 オープニング式典が18日、同市内で盛大に行われ、同市のパオラ・モスコローニ市長をはじめ多数の来賓が出席した。

 トリノ県の東部に位置するヴェッルア・サボイア市は、人口1500人に満たない〝小さな街〟だが、見晴らしの良い高台にあり、古来、堅牢な城塞が築かれた要衝である。中世から第2次世界大戦下の抵抗運動に至るまで、戦火の歴史が刻まれている。

 同展を主催するイタリアSGIピエモンテ州東方面のパオラ・ガルバリーノ婦人部長は、力を込める。

 「今回の展示会は、〝戦争の砦〟を擁する地域での開催となりました。私たちは、一人でも多くの人々の心に〝平和の砦〟〝希望の砦〟を築く機会にしていきたいと強く願っています」

 オープニング式典で登壇したモスコローニ市長は語った。

 「わが市が、この展示会に協力した理由はSGIの信念と行動に共感したからです。長きにわたり、戦乱に苦しんだこの地から、核兵器廃絶への潮流を広げる意義は極めて大きいのです」


聖教新聞:2015年4月28日(火)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html

 


     ※今日の俳句※

 

  土ふかくしどみは花をちりばめぬ
       軽部鳥頭子

 

  花しどみ田毎の畦はつくろはず
       能村登四郎

 

  しどみ野にまぎれてゐたり出羽の国
       岡井省二

       


※ しどみの花・草木瓜
 山野に自生する三〇~六〇センチのバラ科の落葉小低木。草木瓜のこと。四ー五月ごろ朱紅色の木瓜に似た五弁の花を開く。果実は夏に黄色に熟し、食べると酸味がある。
→志多見の身(秋)

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 


     ※わが友に贈る※


  朝晩の勤行・唱題から

  規則正しい

  生活のリズムを!

  満々たる生命力で

  充実の一日一日に!


        4月29日

 


     ※☆*寸 鉄*※


会長(SGI)の詩には生命の開花促す精神の鼓動がー博士(アメリカ。世界を励ます桂冠詩人

     ◇

東京・大田の日。地域に友情と信頼のスクラム!師弟源流の誇り胸に前進

     ◇

「善き友を持つことが、仏道修行のすべて」仏典。学会は尊き善知識の集い

     ◇

中小企業での育児休業の取得を支援ー厚労省。親と子を守れば未来が輝く

     ◇

フットワークとネットワークが公明議員の持ち味ー識者。これからが本番

 


聖教新聞:2015年4月29日(水)付】

 

 

     ※名字の言※


大病で入院した多宝会の壮年は生気を失い、ふさぎ込んでいた。ある日、妻が小箱を持ってきた。中に一輪の花。壮年が自宅の庭で、咲く直前まで丹精込めた花を、病院の許可を得て見せてあげたのだ

以後、驚くほど回復し、元気に退院した壮年が、あの日のことを語った。「花が“また来年も割かせてね”と語り掛けてきたよ。俺の人生、このまま枯れて終われるかって奮起した」。育てた花が、育て親の壮年に生命力を吹き込んだ

今月25日、建設が進む新・「東北文化会館」の敷地内の花壇に、未来部員たちが「ど根性ひまわり」の種をまいた。この種は東日本大震災が起きた年の夏、宮城県石巻市で、がれきの中に咲いたヒマワリの子孫で、5世代目にあたる

61年前の昭和29年4月25日、池田名誉会長と恩師・戸田第2代会長は、地元青年部らと青葉城址に上った。そこで恩師は「学会は人材をもって城と成す」と指針を残した。その精神を受け継ごうと、種をまく日を選んだのだ

「花はその主の心の色に咲く」ともいう。種をまき、育てた人の心根を映すように、花は咲く。花を見て人は、自らの心にある負けじ魂を思い出し、決意を新たにする。花は心。百花咲き薫る春を、誓いの季節にしたい。     (代)

 

 

聖教新聞:2015年(平成27年)4月29日(水)付】

 

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