大道63/小説「新・人間革命」


【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 4月24日(金)より転載】

 

【大道63)


 北海道の歌「ああ共戦の歌」は、北海道音楽隊のメンバーが作曲を担当し、山本伸一の入会記念日にあたる八月二十四日の「聖教新聞」に、歌詞と楽譜が発表された。

 二〇〇六年(平成十八年)四月、二十一世紀の行進にふさわしいものと、新たな曲が作られた。歌の誕生から三十周年を迎えた〇八年(同二十年)九月、伸一が加筆し、歌の題名も(三代城の歌)となったのである。

 北海道は、初代会長、牧口常三郎、第二代会長・戸田城聖が育ち、巣立っていった飛翔の舞台である。また、第三代会長の伸一が青年時代に、小樽で、札幌で、夕張で、勝利の旗を打ち立てた広宣流布の新天地である。

 広布の歩みには、どれ一つとして楽な戦いなどなかった。いかに最悪な状況でも、最後の最後まで、闘魂を燃え上がらせ、大地に身をなげうと思いで、粘りと執念で勝ち開いてきた必死の闘争であった。しかし、苦闘の果てには、燦然たる栄光が待っている。

 北海道は永遠に師の魂を受け継ぐ、師弟共戦の大地であらねばならぬーー「三代城の歌」は、伸一の、その祈りの結晶であった。


   一、 ああ北海に 聳え立つ

      万里の長城 広宣の

      恩師と共に 厳たりき

      春夏調べの 大行進

      ああ共戦の 花武者と


   二、 ああ雄大な 曠野あり

      銀の世界は 大雪山

      我等健児は いざ起たむ

      秋冬誇りの 前進

      歓喜に踊る 花の旅


   三、 ああ大河あり 滔々と

      広宣流布は 我が使命

      世紀の海を 乗り越えて

      三世に光る この世をば

      祈り舞わんと 花吹雪

      師弟共戦の 三代城

 


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